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コタヌキラン Carex doenitzii Boeck.
【同定のカギ】山地の草地や火山地帯に生える多年草で叢生する。基部の鞘は赤褐色。小穂の鱗片は濃赤紫色、雌鱗片の芒は果胞よりも長い。雌小穂の柄は細長く、1-2cmで下垂する。果胞は軟毛を密布、嘴の口部は深い２歯。花柱は長く宿存する。柱頭は2岐。【国内分布】北海道、本州（近畿地方以北）、日本固有 【ノート】果胞が約10 mmになる個体はコタヌキランモドキC. pseudodoenitzii Akiyamaが報告されている。火山地帯に大きな集団となって生えているのが見られる。
 
  
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