マダラシマスゲ
Carex sp.
【国内分布】九州(佐賀県鎮西町馬渡島、鹿児島県三島村黒島)。日本固有。
【同定のカギ】林縁に生え叢生する。苞葉の葉身は葉状、雌小穂より長いものがある。頂小穂は雄性、側小穂は雌性で柄は短い。鱗片は、緑白色で、特に長い芒がある。果胞は、雌鱗片より長く、有毛、口部は2小歯。痩果は、3稜が顕著で基部がやや凹み、頂部に環状付属体。柱頭は3岐。
【ノート】マダラシマスゲは清水 (1990) により賀県鎮西町馬渡島で採集された。マダラシマスゲは、ツシマスゲに似るが、雌小穂が短柄、苞の葉身が小穂より長く、果胞の脈が細い

マダラシマスゲ 鹿児島県三島村黒島 2004年4月28日


マダラシマスゲ 苞葉の葉身は雌小穂より長いものが多い


花序 雌小穂の柄はやや短い


雌小穂 雌鱗片は長い芒を持つ


雌小穂 鱗片は果胞より短く長い芒がある、鱗片は緑白色


果胞 有毛で口部は2小歯、稜間の脈がやや細い


痩果 3つの稜が明瞭で、基部の稜が凹む

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