ミコシガヤ
Carex neurocarpa Maxim.
【国内分布】本州。【国外分布】東アジア。
【同定のカギ】
湿った草地に生える多年草で叢生する。苞の葉身は、長く5〜15cm。花序は、無柄の小穂を頂部に密に付ける。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に多数の脈があり、平滑、平凸レンズ形、上部は急に狭まってやや長い嘴となり、口部は凹形、嘴から果胞中部まで広翼となり、赤錆色の斑点があり、基部は海綿状に肥厚。柱頭は2岐。
【ノート】
ミコシガヤは、ミノボロスゲやツクシミノボロスゲに似るが、苞の葉身が葉状で長く、これらの種と区別できる。また、果胞の縁の中央から上部に広い翼があることでも区別できる。

ミコシガヤ 苞葉の葉身が特に長い 山梨県南都留郡河口湖 2002年6月10日


ミコシガヤ 花序は、無柄の小穂を頂部に密生する


ミコシガヤ 雄鱗片は緑白色、雌鱗片には長い芒がある


果胞、広い翼がある、基部は海綿状に肥厚   痩果

プレビュー付き和名検索へ 和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ