ミセンアオスゲ
Carex horikawae K.Okamoto
【国内分布】本州(長野県南部、愛知県、瀬戸内海沿岸)、四国(瀬戸内海沿岸)、九州(宮崎県)。日本固有。
【同定のカギ】乾いた路傍や林床に生える多年草。苞の葉身は刺状か無い。花序は、雄小穂を頂生し、側生する雌小穂は離れてつき柄は短い。鱗片は、淡緑色で芒は短い。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に5−7脈があり、密に短毛があり、上部はしだいに狭まり短嘴となり、口部は平切形。柱頭は3岐。
【ノート】ミセンアオスゲは、アオスゲやイトアオスゲと似るが、雌小穂が互いに離れてつき、雄小穂は柄があり、苞の葉身がほとんどないことで区別できる

ミセンアオスゲ 広島県福山市猿鳴峡 2001年5月20日


ミセンアオスゲ 広島県福山市鞆の浦 2010年5月9日


ミセンアオスゲ 苞葉の葉身は刺状で短い、雄小穂は離れて付く


ミセンアオスゲ スキャナー像


雌小穂、果胞は鱗片より長い           雌小穂、鱗片は淡緑色


果胞と雌鱗片          果胞は密に有毛      果胞は5〜7脈あり


果胞、口部は平切形         痩果、頂部に盤状の付属体がある

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