ミヤマジュズスゲ
Carex dissitiflora Franch.
【国内分布】北海道、本州、四国、九州。日本固有
【同定のカギ】やや湿った林床や林縁に生え、植物全体がやわらかい。小穂は、雄雌性で上部に線形の雄花、下部のほとんどが雌花で果胞の中から小穂軸をのばすことがある。果胞は、雌鱗片より長く、陵間に多数の細脈があり、平滑、嘴は大変長い、口部は斜切形。柱頭は3岐。
【ノート】ミヤマジュズスゲは、ヤマジスゲと似るが、小穂が雌雄性、花柱がヤマジスゲほど長くない等で区別される

ミヤマジュズスゲ 花序は、雄雌性で上部に雄花 高知県高岡郡天狗高原 2005年6月10日 


ミヤマジュズスゲ 小穂の上部に線形の雄花


ミヤマジュズスゲ 鱗片は、淡褐色で果胞より短い


果胞の中から小穂軸がのびる、軸の先端には雄小穂


果胞を取り除いたもの 痩果の柄の基部から小穂軸がのびる


果胞と鱗片           果胞の嘴は大変長い   痩果の基部には柄がある

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