ムジナスゲ
【同定のカギ】湿地や湖沼の縁に生え、長い根茎がある。有花茎は、断面が3稜形で硬く、上部はざらつく。苞の前葉は長い。1〜3個の線形の雄小穂を頂生、雌小穂は離れてつき無柄。鱗片は黒褐色。果胞は、雌鱗片とほぼ同長またはやや長く、脈があり、疎らに有毛、短嘴、光沢があり、口部は鋭2歯となる。柱頭は3岐。Carex lasiocarpa Ehrh. var. occultans (Franch.) Kuk. 【国内分布】北海道、本州(中部・関東地方以北)。【国外分布】サハリン、千島、朝鮮、東シベリア。種としてはヨーロッパと北アメリカに広く分布。 【ノート】ムジナスゲは、有花茎が3稜形で硬く、果苞の嘴が短いことで、ビロードスゲやスナジスゲと異なる。
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