ナキリスゲ
Carex lenta D.Don ex Spreng.
【国内分布】本州(関東・新潟県以西)、四国、九州、対馬、屋久島、種子島、トカラ列島、伊豆諸島。【国外分布】朝鮮南部、中国、ヒマラヤ。
【同定のカギ】平地から低山地の樹林内や林縁に生える多年草で、叢生する。秋に花を付ける。葉は、濃緑色で硬質、ざらつく。小穂は雄雌性で、頂部に小さい雄花を付ける。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に太脈があり、寝た短毛を密布する。嘴は短く、口部は2歯。柱頭は2岐。
【ノート】ナキリスゲは、大株となり、人家の周辺から山地まで広く分布し普通に見られる。ナキリスゲの仲間は、秋に開花する。葉は硬くざらつく。

ナキリスゲ 岡山市北区岡山理科大学構内 2008年11月2日


ナキリスゲ 花序、小穂は長い柄を持つ


花序 小穂は雄雌性で、頂部に小さい雄花を付ける。


小穂 頂部に少数の雄花         雌小穂 果胞は鱗片より長く短毛を密布


果胞と鱗片            果胞、短嘴          痩果 

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