ナキリスゲ
【同定のカギ】平地から低山地の樹林内や林縁に生える多年草で、叢生する。秋に花を付ける。葉は、濃緑色で硬質、ざらつく。小穂は雄雌性で、頂部に小さい雄花を付ける。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に太脈があり、寝た短毛を密布する。嘴は短く、口部は2歯。柱頭は2岐。Carex lenta D.Don ex Spreng. 【国内分布】本州(関東・新潟県以西)、四国、九州、対馬、屋久島、種子島、トカラ列島、伊豆諸島。【国外分布】朝鮮南部、中国、ヒマラヤ。 【ノート】ナキリスゲは、大株となり、人家の周辺から山地まで広く分布し普通に見られる。ナキリスゲの仲間は、秋に開花する。葉は硬くざらつく。
|