ナルコスゲ
Carex curvicollis Franch. et Sav.
【国内分布】北海道、本州、四国、九州。日本固有。
【同定のカギ】渓流沿いの岩場に普通に生える小型の多年草で密に叢生し大株となり、細く短い匐枝がある。全体が柔らかい。雄小穂を頂生し、雌小穂は柄があり下垂する。果胞は、雌鱗片より超出し、稜間に10−12脈があり、無毛、上部はしだいに狭まり長い嘴となり、口部は切形。柱頭は3岐。
【ノート】全国の渓流の岩場に普通に見られ大株となる。水際の岩を覆うように群生している。小穂は下垂し、植物体は小型で全体が柔らかく、雄鱗片は紫紅色

ナルコスゲ 渓谷の川辺に群生 広島県福山市山野峡 2007年5月13日




花序 雄小穂を頂生、雌小穂は短い柄を持つ


基部の鞘 赤褐色


雌小穂 果胞は反り返りる、鱗片より超出 鱗片は、赤褐色


果胞 無毛、長い嘴となり、口部は切形            果胞と痩果


果胞と痩果                  痩果

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