ネムロスゲ
【同定のカギ】海岸近くの草地や砂地に生える多年草で、叢生する。頂小穂は雌雄性、側小穂は雌性。雌鱗片は黒紫色。果胞は、雌鱗片より長く、厚膜質、稜間に6−7脈があり、無毛、嘴は短く両側にわずかに細鋸歯がある、口部は黒褐色で切形−やや凹形。柱頭は3岐。Carex gmelinii Hook. et Arn. 【国内分布】北海道、本州(青森県)。【国外分布】サハリン、千島、朝鮮北部、カムチャツカ、アラスカ、北米北西部。 【ノート】ネムロスゲは、海岸の砂地に生え、クロボスゲに似るが、雌鱗片に芒があり、果胞が厚膜質で脈を持つことで区別できる。
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