ヌイオスゲ
Carex vanheurckii Mull. Arg.
【国内分布】北海道、本州(早池峰山、焼石岳、月山、飯豊山、尾瀬至仏山、北アルプス、八ヶ岳。【国外分布】サハリン、千島、カムチャツカ、アムール、東シベリア、中国東北部。
【同定のカギ】高山の岩礫地や草地に生え、疎生し、根茎は斜上。基部の鞘は赤紫色。小水は頂部にかたまり、頂生する雄小穂はやや長い。鱗片は、黒紫色。果胞は、雌鱗片とほぼ同長、無脈、有毛、短嘴、口部は2小歯で黒紫色。柱頭は3岐。
【ノート】ヌイオスゲは、ヒメスゲに似るが、頂生する雄小穂が長いことで区別する。

ヌイオスゲ 群生 群馬県至仏山 2010年7月14日


ヌイオスゲ 小穂を頂生


花序 雄小穂は長い


花序 雄小穂は線柱形            鱗片は、黒紫色


スキャナー像                      至仏山の調査


花序、小穂は頂部に集まる、雄小穂は線柱形   雌小穂、少数の果胞をつける


果胞と鱗片           果胞、短毛を密布    果胞、口部は黒紫色


果胞と痩果             痩果           痩果

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