リシリスゲ 
Carex scita Maxim. var. riishirensis Kukenth. 

【国内分布北海道の高山草地。【国外分布】サハリン
【同定のカギ】北海道の高山の湿った草地に生える。有花茎の上部がざらつく。雌小穂は、柄が長く下垂する。鱗片は濃赤紫色〜濃赤褐色。果胞は、雌鱗片よりやや長く、長さ4.5−5 mm、幅1.5−2 mm、稜間に3−4の細脈があり、濃赤紫色の斑点があり、両側に刺毛がある、上部は次第に狭まり短い嘴となり、口部は凹形。柱頭は3岐。
【ノート】リシリスゲは、シコタンスゲに似るが、果胞の長さが短い。また、ミヤマアシボソスゲとは有花茎の上部がざらつくことで区別できる

リシリスゲ 高山の湿地に分布 北海道大雪山 2008年8月6日


リシリスゲ 鱗片は、濃赤紫色〜濃赤褐色、雌小穂は下垂する


リシリスゲ スキャナー像


リシリスゲ 雌小穂 雌鱗片には芒がある、果胞は雌鱗片より長い


雌小穂 


果胞と鱗片         果胞、赤紫色の斑点あり   果胞、両縁に刺毛あり


痩果と柱頭

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