リュウキュウスゲ 
Carex alliformis C.B. Clarke 

【国内分布】九州(南部)、南西諸島。【国外分布】台湾。
【同定のカギ】樹林内に生え、長い匐枝がある。有花茎は、ざらつく。基部の鞘は、暗赤色。苞は、葉身が長く、鞘の葉舌が暗褐色。雌小穂は密花。果胞は、雌鱗片より長く、卵形、長さ3.5−4 mm、多数脈、無毛、熟すと膨らみ、短嘴、口部は斜切形−凹形、基部に短柄。柱頭は3岐。
【ノート】リュウキュウスゲは、鹿児島や南西諸島に分布し、基部の鞘が鮮やかな暗赤色で、果胞は熟すと膨らみ雌鱗片より長い。また、雌鱗片は暗赤色であることなどが区別点である。

リュウキュウスゲ 鹿児島県指宿 2006年4月23日


リュウキュウスゲ 花序、ようようの葉身は長い


雌小穂 雌鱗片は濃赤紫色、苞葉の基部鞘の葉舌は暗褐色

花序、雄小穂は希に2個頂生することがある   基部の鞘は、鮮やかな暗赤色


雌小穂 雌鱗片は暗赤色で短い、果胞は完熟すると膨らむ


果胞と鱗片          果胞、無毛、短嘴       果胞と痩果

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