リュウキュウタチスゲ 
Carex tetsuoi Ohwi
(Carex maculata Boott var. tetsuoi T.Koyama)

【国内分布】沖縄本島。日本固有。
【同定のカギ】樹林内に湿地に分布する。苞は、葉身が長く花序より超出する。雄小穂は、柱形で下部のものは長い柄がある。果胞は、雌鱗片より長く、長さ2.5−3 mm、稜間に6−8脈があり、やや扁平、短嘴、口部は凹形。柱頭は3岐。
【ノート】リュウキュウタチスゲは、タチスゲの近縁種であるが、沖縄本島でしか見られず、植物体には乳頭状突起がなく、果胞が扁平であることが異なる。

リュウキュウタチスゲ 沖縄県与那覇岳 2007年4月22日


花序 苞は、葉身が長く花序より超出 雌小穂は柱形で、上部は柄が短い


雌小穂の柄は、下部のものは柄が長い


リュウキュウタチスゲ スキャナー像


雌小穂、果胞は嘴が短い         果胞、鱗片より長く、稜間に脈がある


果胞 雌鱗片は淡緑色、果胞はやや扁平、 基部が膨らむ、


果胞と痩果            痩果

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