ジングウスゲ
Carex sacrosancta Honda

【国内分布】本州(伊豆半島、東海地方以西)、四国、九州、伊豆諸島。【国外分布】台湾。
【同定のカギ】林縁や林床に生える多年草で叢生し、根茎は短い。鱗片は淡褐色。果胞は、雌鱗片より長く広卵形、脈上に刺毛が疎に生える、嘴は細長く0.8−1 mm、両端に硬質の刺毛あり、口部は浅2歯。柱頭は2岐。
【ノート】ジングウスゲはコゴメスゲやナキリスゲに似るが、果胞の嘴が急に細まることで区別する。

ジングウスゲ 静岡県浜松市 2007年9月18日


花序、小穂は雄雌性で先端に小さな雄花をつける。


小穂は雄雌性                 雌花、果胞は鱗片より長い


果胞、背面          果胞、腹面         果胞、側面


果胞と痩果           痩果             痩果、側面

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