サワヒメスゲ
Carex mira Kuk.

【国内分布】本州(静岡県以西)、四国、九州北部。【国外分布】朝鮮。
【同定のカギ】川岸の岩上に生える多年草で密に叢生する。基部の鞘は赤褐色。頂小穂は雄性で短い柄を持ち、雌小穂は無柄。鱗片は黒紫色で果胞より短い。果胞は、有毛、短嘴、口部は2小歯。柱頭は3岐。
【ノート】サワヒメスゲは、渓谷のやや湿った岩場に分布する。西日本では隔離分布し生育地は限られている。

サワヒメスゲ 渓谷の岩場に分布 広島県芸北町 2001年4月30日


サワヒメスゲ 小穂は花茎の上部にかたまる。


サワヒメスゲ 鱗片は黒紫色。


小穂、雌小穂は柄が無い              鱗片と果胞 果胞は未熟

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