センジョウスゲ
Carex lehmannii Drejer

【国内分布】本州(南アルプス仙丈岳)。【国外分布】朝鮮、中国−ヒマラヤ。
【同定のカギ】高山の針葉樹林下にまれに生える多年草。まばらに生え、横走する短い匐枝がある。小穂は上部に集まり、雌雄性。雌鱗片は、案赤褐色で果胞より著しく短い。果胞は、平滑、3稜形で著しく膨れ、嘴は特に短く、口部は全縁。柱頭は3岐。
【ノート】南アルプス仙丈岳の亜高山帯で生育が確認されているが、個体数は極めて少ない。小穂が頂部に集まり、鱗片が小さく、果胞が著しくふくれことで、クロボスゲの他の種とは異なる。

センジョウスゲ


センジョウスゲ 花序、頂部に集まる    鱗片は果胞より著しく短い


果胞、3稜が明瞭        果胞、嘴は短い          痩果

プレビュー付き和名検索へ 和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ