シオクグ
Carex scabrifolia Steud.

【国内分布】】北海道、本州、四国、九州、対馬、南西諸島。【国外分布】朝鮮、中国、台湾、ウスリー。
【同定のカギ】海岸や河口の塩湿地に生える多年草で、横走する長い根茎がある。雌小穂は互いに離れてつき、柄がある。果胞は、熟すと斜上し、雌鱗片より長く、多数脈があり、無毛、先端は急に狭まって短嘴となり、コルク質、光沢があり、口部は鋭2歯となり、乾燥すると褐色に変色する。柱頭は3岐。
【ノート】シオクグは、コウボウシバに似るが、雌小穂が互いに離れて付くことや,果胞の嘴が太く短いことで異なる。

シオクグ 岡山県岡山市旭川 2982年5月29日




シオクグ 花序、雌小穂は互いに離れて付く


シオクグ 雌小穂


雄小穂、2〜4個を頂生する      雌小穂、果胞は鱗片より長くコルク質


果胞、背面            果胞、側面      果胞は痩果を緩く包む


痩果

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