シロイトスゲ
Carex alterniflora Franch.

【国内分布】本州、九州。日本固有。
【同定のカギ】林床や路傍に生える多年草で、疎らに叢生し、短い匐枝がある。基部の鞘は緑白色。雄鱗片は淡緑色で、短い芒があり、果胞より短い。果胞は、無毛、短嘴、口部は2小歯、縁に細鋸歯。柱頭は3岐。
【ノート】シロイトスゲ(オオイトスゲ)は本州を中心に分布する変異の多い分類群である。シロイトスゲは、ホンモンジスゲ類の中で、基部の鞘が緑白色であり、匐枝を出し、果胞は無毛、雄鱗片が淡緑色であることなどで区別される。

シロイトスゲ 群馬県安中市松井田町西野牧八風平 2004年6月6日




シロイトスゲ 雄小穂は緑白色で線形


基部の鞘は白色〜淡緑色             雌小穂、鱗片より長い


雌小穂、鱗片は淡褐色で短い芒      雌小穂、果胞の嘴が長い系統


果胞と鱗片         果胞、嘴は口部は2小歯   痩果、頂部に盤状付属体

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