シロウマスゲ
【同定のカギ】2000〜3200mの高山の岩場や草原に見られ、花茎は高さ40〜70cm。頂生する小穂は上部が雌花で、基部に雄花がある。側生する雄小穂は下垂する。鱗片は濃赤紫色で芒がある。果胞は、扁平で縁に剛毛があり、上部は次第に狭まり口部はわずかに2嘴となる。痩果の基部には柄がある。柱頭は3岐。Carex scita Maxim. var. brevisquama (Koidz.) Ohwi 【国内分布】日本海側の高山、月山、燧岳、白山など。日本固有。 【ノート】シロウマスゲは、アシボソスゲほど口部は長くなく芒も短い(3mm以下)。また、ミヤマアシボソスゲは果胞の口部が凹型で嘴がなく、シロウマスゲとは区別される。ダイセンアシボソスゲは果胞が5mm以下で、シロウマスゲの方が長い。
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