タカヒカゲスゲ
Carex pediformis C.A. Meyer

【国外分布】韓国、モンゴル、中国(北部)、シベリア、極東アジア、ヨーロッパの一部、コーカサス地方。
【同定のカギ】林床、林縁、草原の岩場などに生育する多年草で、叢生する。花茎や葉の縁は著しくざらつく。葉に裏面には乳頭状突起を密布。根茎は長く斜上する。基部の鞘は暗褐色で繊維状に細裂する。雌鱗片は淡褐色。果胞は、長さ3-3.5mm、有毛、稜間に細い3-5脈があるが上部は不明瞭。柱頭は3岐。
【ノート】タカヒカゲスゲは、日本には分布しない。また、タカヒカゲスゲは、ビッチュウヒカゲスゲに似るが、有花茎が著しくざらつく、雌鱗片が長く、果胞も大型であり、葉の裏面に乳頭状突起がある。

タカヒカゲスゲ 韓国江原美智旌善群臨渓面 2008年4月21日


タカヒカゲスゲ 花序 頂部の雄小穂の柄は短く、雌小穂と同長の場合が多い


雌小穂、鱗片は果胞よりやや長いか同長    葉の裏面に乳頭状突起を密布


果胞と鱗片、鱗片には芒     果胞と鱗片         果胞、短い柄を持つ


果胞、短毛を密布          痩果              痩果

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