タカネナルコ
Carex siroumensis Koidz.

【国内分布】本州(中部地方)。【国外分布】朝鮮北部、中国東北部。
【同定のカギ】高山の荒地や岩場に生える多年草で、密に叢生する。苞葉には短い鞘がある。頂小穂は雌雄性か雄性、雌小穂は柄を持つ。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に4−6脈があり、まばらに短毛があり、上部は徐々に狭くなって嘴となる、口部は2歯となり赤褐色。痩果には短い柄がある。柱頭は3岐。
【ノート】タカネナルコは、アシボソスゲに似るが、頂小穂が雌雄性で苞は短い鞘があり、果胞の口部は2歯となることで区別できる

タカネナルコ 仙丈ヶ岳 2008年8月18日


タカネナルコ 花序、雌小穂は柄を持つ


タカネナルコ スキャナー像


花序、雄雌性または雄性の小穂を頂生  雌小穂、鱗片は果胞より短く、濃褐色〜赤紫色


果胞と鱗片           果胞、短毛がある   果胞の口部は2歯で赤褐色


果胞と痩果         痩果、基部に柄がある      痩果

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