タカネマスクサ
【同定のカギ】やや湿った林床や林縁に生える多年草で、密に叢生する。花序は3〜6個の柄の無い小穂を散生する。頂小穂は雄性、雌小穂は雌雄性で基部に小さい雄花を付ける。果胞は、雌鱗片よりやや長く、稜間は少数脈、無毛、両側には基部から先端まで不整細鋸歯縁を持つ広翼があり、嘴は短く、口部は2歯。柱頭は2岐。Carex planata Franch. et Sav. 【国内分布】北海道、本州、四国、九州。日本固有。 【ノート】タカネマスクサは、ヤブスゲに似るが、小穂が球形で、果胞は広卵形で広い翼があることで区別される。マスクサとは柱頭が2岐であることで分けられる。
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