タルマイスゲ
Carex buxbaumii Wahlenb.
【国内分布】南千島、北海道、本州(長野県南牧村)。【国外分布】北半球の寒帯。
【同定のカギ】平地の湿原に生える多年草で、疎らに生え、横走する長い根茎がある。葉は、裏面に乳頭状突起がある。頂小穂は雌雄性で,下部に雄花がある。雌鱗片は、濃赤紫色で芒がある。果胞は、雌鱗片より超出、無毛、厚膜質、5−6脈、乳頭状突起を密布、短嘴、口部は凹形、赤褐色。柱頭は3岐。
【ノート】タルマイスゲは、ヌマクロボスゲに似るが、横走する根茎があり、頂小穂は雌雄性で雌鱗片に芒があることで区別する。

タルマイスゲ 北海道苫小牧市弁天沼 2001年6月11日


タルマイスゲ 花序、頂小穂は雌雄性で基部に雄花がある


タルマイスゲ 小穂は柄を持たない


花序 雌鱗片は濃赤紫色で芒がある、果胞は雌鱗片より超出する

プレビュー付き和名検索へ 和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ