トナカイスゲ
Carex globularis L.
【国内分布】北海道(厚岸町)。【国外分布】北東アジア−ヨーロッパ北部に広く分布。
【同定のカギ】アカエゾマツ林内に生え、やや叢生、根茎は分枝して横走。基部の鞘は赤褐色。小穂には柄が無い。鱗片は赤褐色。果胞は、雌鱗片よりやや長く、不明瞭な細脈、短毛を密布、短嘴、口部は全縁。柱頭は3岐。
【ノート】トナカイスゲは、北海道厚岸町に分布する稀産種。ヒメスゲ節の他種とは最下の苞に長い葉身があることで区別される。

トナカイスゲ 北海道厚岸町上尾幌 2016年7月1日


トナカイスゲ 群生するが根茎が分枝するためやや叢生する、基部の鞘は赤褐色


トナカイスゲ 花序、小穂に柄は無い      花序、最下の苞葉の葉身は長い


スキャナー像                 基部の鞘は赤褐色で、根茎を分枝


雌小穂と苞葉             雌小穂 鱗片は、赤褐色で果胞より短い


果胞、短毛を密布        果胞、側面           痩果

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