ツシマスゲ
Carex tsushimensis (Ohwi) Ohwi
【国内分布】九州(長崎県対馬)。日本固有。
【同定のカギ】林縁や林床に生える多年草で叢生する。基部の鞘は褐色で光沢がある。小穂は、雄小穂と雌小穂は、長い柄がある。雌鱗片は緑白色で、果胞より長い芒がある。果胞は、有毛、口部は2小歯。果胞は、菱形、3稜が顕著で基部がやや凹み、頂部に環状付属体。柱頭は3岐。
【ノート】ツシマスゲは、タシロスゲやツクシスゲに似るが、雄小穂は長柄、直下の雌小穂は離れ、雌鱗片が長芒で区別される。

ツシマスゲ 長崎県対馬市田之浜 2007年5月3日




ツシマスゲ 花序、棍棒状の雄小穂を頂生、小穂の柄は長い


ツシマスゲ 小穂の柄は長く、苞葉の鞘がある。雌花頴には長い芒がある。


基部の鞘、褐色で光沢がある          雌花頴は長い芒を持つ


果胞、短毛を密布       果胞、口部は2歯   痩果、菱形で3稜の基部がやや凹む

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