ツルナシオオイトスゲ
Carex tenuinervis Ohwi
【国内分布】四国、九州。日本固有。
【同定のカギ】林床や路傍に生える、叢生する。雄小穂は細く線形、雌小穂も細く線柱形。果胞は、雌鱗片より長く、無毛、短嘴、縁に細鋸歯、口部は2小歯。柱頭は3岐。
【ノート】ツルナシオオイトスゲは、チャイトスゲに似るが、叢生し大株となり、匐枝がなく、雄小穂が淡色であることで区別される。九州地方には広く分布するが、四国地方ではチャイトスゲの方が多い

ツルナシオオイトスゲ 宮崎県高千穂峡 2012年5月4日




ツルナシオオイトスゲ 小穂は細く、線形〜線柱形


花序 雄小穂は淡褐色                スキャナー像


雌小穂 鱗片は緑白色              果胞は鱗片より長い


果胞と鱗片           果胞と鱗片       果胞、口部は2小歯


果胞、側面、無毛      痩果、頂部に盤状付属体        痩果 

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