ヤブスゲCarex rochebrunii Franch. et Sav.
【同定のカギ】平地から山地の林床や路傍などに生え、大株となる。苞の葉身は著しく長い。小穂は雌雄性で基部に少数の雄花を付ける。小穂は離れてつき、特に下部の小穂は離れやすい。果胞は、雌鱗片よりやや長く、稜間に少数脈があり、無毛、嘴から果胞の2/3のあたりまで鋸歯縁を持つ狭い翼があり、上部はしだいに狭まって長嘴となり、口部は2歯。柱頭は2岐。【国内分布】本州、四国。【国外分布】台湾、中国、マレーシア、インド。 【ノート】ヤブスゲは、マスクサとは柱頭が2岐であることで区別できる。また、タカネマスクサとは果胞が狭卵形であり、翼の幅が狭いことで区別される。
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