ヤチカワズスゲ
Carex omiana Franch. et Sav.【国内分布】北海道、本州、四国、九州。日本固有。 【同定のカギ】湿原や湿地に普通に生える。無柄の小穂を離れて付ける。小穂は、雌雄性で基部に少数の雄花。果胞は、雌鱗片より超出し、無毛、完熟すると著しく開出し、基部は海綿状に肥厚、長嘴、嘴の縁はわずかにざらつき、口部は2歯。柱頭は2岐。 【ノート】ヤチカワズスゲは、日本の湿原に生育する代表的な種である。カワズスゲやチャボカワズスゲとは植物全体が大型で、果胞の長さが4.2 mm以上と大きいことで区別する。
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