ヤクシマスゲ
【同定のカギ】九州の南部、屋久島の山地の林縁に生える。基部の小歯、淡褐色。雄小穂は、頂生し線形で柄は長い。雌小穂は、離れてつき疎らに花を付ける。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に5−8脈があり、疎らに短毛があり、上部は急に狭まって嘴となり、口部は2小歯でやや外転する。柱頭は3岐。Carex atroviridis Ohwi 【国内分布】九州(鹿児島県南部と屋久島)。日本固有。 【ノート】ヤクシマスゲは、ミヤマカンスゲに似るが、基部の鞘は紫褐色とならず淡褐色である。アオミヤマカンスゲとは、鱗片が褐色となり異なる。ヤクシマスゲスゲは、ミヤマカンスゲとアオミヤマカンスゲの中間的な形態を示す。
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