ヤマアゼスゲ
Carex heterolepis Bunge
【国内分布】北海道、本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮、中国北部、ウスリー。
【同定のカギ】山地の渓流沿いや湿原に生育し、大株となり横走する地下茎がある。基部の鞘は、黄褐色、糸網がある。雌小穂は、円柱形で密花。果胞は、鱗片と同長または長く、稜間は無脈、無毛、上部に乳頭状突起、短嘴、口部は2裂。柱頭は2岐。
【ノート】ヤマアゼスゲは、アゼスゲに似るが、葉の縁と有花茎が強くざらつき、基部の鞘に糸網があり、地下茎を持ち、果胞の口部が2裂することで区別できる。

ヤマアゼスゲ 大株となり地下茎がある 岡山県高梁市備中町 2007年5月27日


ヤマアゼスゲ 雌小穂は円柱形で密花


ヤマアゼスゲ 雌鱗片は紫褐色


雌小穂、果胞は鱗片と同長か長い      雌小穂、口部は2裂


ヤマアゼスゲ 果胞、乳頭状突起があり、短嘴、口部は2裂


ヤマアゼスゲ 果胞と鱗片 鱗片は、果胞と同長か短い、縁は紫褐色で鋭頭

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