ヤマジスゲ
Carex bostrychostigma Maxim.
【国内分布】本州(近畿地方以西)、四国、九州。【国外分布】朝鮮、中国東北部、ウスリー。
【同定のカギ】山地の路傍や林縁に生え、短い根茎がある。葉は、有花茎より長く、軟質。基部の鞘は、黄茶色。雄小穂と雌小穂は細く、柄がある。果胞は、雌鱗片より長く稜間に微脈があり、無毛、長嘴、口部は2歯。柱頭は3岐で完熟しても宿存する。
【ノート】ヤマジスゲは、ミヤマジュズスゲとともに果胞が完熟しても柱頭が宿存し、花序全体が垂れ下がる。

ヤマジスゲ 山道に見られ、短い根茎がある 岡山県岡山市北区掛畑 2005年5月22日


ヤマジスゲ 花序は、細く、熟すると曲がる


ヤマジスゲ


花序、雌小穂の果胞は疎らに付く        柱頭は長く、熟しても残る


果胞と痩果 果胞は雌鱗片より長く、無毛で口部は2歯     痩果、花柱は宿存

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