アオテンツキ
Fimbristylis dipsacea (Rottb.) C.B.Clarke
【国内分布】本州 (中南部)、四国、九州。【国外分布】満州、朝鮮南部、ロシア。
【同定のカギ】日当たりの良い砂質土湿地に生える小型の1年草で、ロゼット状になることが多い。有花茎は、高さ1−15 cm。葉は細く、幅0.1−0.4 mm。苞の葉身は、花序より長い。単一で、6−10個の小穂をつける。小穂は、長さ3−5 mm、淡緑色、密に鱗片をつける。痩果は、長楕円形、側面に棍棒状の突起を多く持ち、表面に格子紋がある。花柱は、細く、平滑。柱頭は、2岐。
【ノート】アオテンツキはテンツキ属の中でも特に小型であり、痩果が長楕円形で細長く側面に棍棒状の突起を持つことで区別できる。

岡山県岡山市北区牟佐 2003年9月19日


花序                           小穂、密に鱗片をつける


鱗片、芒がある                 痩果、側面に棍棒状の突起がある


痩果、表面に格子紋がある

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