クグテンツキ
Fimbristylis diphylla (Retz.) Vahl var. floribunda Miq.
【国内分布】本州 (関東地方以西)、四国、九州。
【同定のカギ】日当たりの良い草地に生える大型の多年草。有花茎は、高さ50−100 cm。葉身の鞘は、多くは有毛。葉は、幅3−5 mm、やや革質で硬い。花序は、有花茎の上部から多数の分花序を出し、それぞれの分花序は4−10個の小穂からなる。小穂は、披針形、長さ5−8 mm、10−14個の花をつける。鱗片は、長さ約2.5 mm、淡褐色、鋭頭で短凸端。痩果は、長さ約1 mm、黄白色、表面に格子紋がある。花柱は、扁平で繊毛を持つ。柱頭は2岐。
【ノート】クグテンツキは、大型で葉鞘に毛があるのみで他の部分は無毛。

岡山県浅口市 2008年8月3日


小穂は、披針形。           痩果は表面に格子紋、柱頭は扁平で繊毛がある


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