メアゼテンツキ
Fimbristylis velata R.Br.
【国内分布】本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮南部、満州、ウスリー、マレーシア、オーストラリア。
【同定のカギ】田の畦、休耕田などに普通に見られる1年草。有花茎は、細く、高さ10−20 cm。葉は、柔らかく、糸状、幅約0.5 mm。基部の鞘は、有毛。花序は、複散房状で1−3回分岐する。鱗片は、長さ約1 mm、短い直立する芒を持つ。痩果は、長さ0.7 mm、平滑、横断面はレンズ形、茶褐色。花柱は、全体に毛が生え、基部はやや膨れ、花柱基部の下端に痩果の上半分にかかる長毛が生え、花柱基部の側面にも生える。柱頭は、2岐。
【ノート】メアゼテンツキはアゼテンツキと同様テンツキでは小型である。アゼテンツキとは鱗片の芒が短いことが異なる。

岡山県倉敷市粒江 2009年9月1日


花序は、1−3回分枝する。        小穂の鱗片の芒は、短くて直立する。


痩果は、平滑。 花柱は、長毛があり、下端の毛は痩果にかかる。

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