ノテンツキ
Fimbristylis complanata (Retz.) Link
【国内分布】本州、四国、九州。【国外分布】韓国、台湾。
【同定のカギ】
日当たりの良い原野、または湿った草地に生える多年草。植物体はほとんど叢生せず、根茎は短いかない。有花茎は、高さ20−50 cm、扁平で平滑。花序は、複散房状。小穂は、披針形、長さ5−8 mm、褐色、5−15個の花をつける。鱗片は、長さ約3 mm、褐色、中肋は竜骨状、芒がある。痩果は、長さ約0.9 mm、淡色、横断面は3稜形、表面は平滑または瘤状の突起がある。花柱は、長く痩果の2倍以上あり、平滑。柱頭は3岐。
【ノート】ノテンツキは、ヒメヒラテンツキに似るが、小穂や鱗片が長い。また、ノテンツキに似るが、小穂や鱗片および痩果が長い、ノハラテンツキ(Fimbristylis pierotii Miq.)が本州西部や琉球から報告されている。

岡山県備前市佐山 2008年9月13日


花序は複散房状で、2-3回分枝する。


小穂は、長さ5−8mm    鱗片は、長さ約3mm、鋭頭で短芒がある。

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