オホーツクテンツキ アカンテンツキ
Fimbristylis dichotoma (L.) Vahl var. ochotensis (Meinsh.) Honda
【国内分布】北海道。【国外分布】カムチャッカ半島、千島。
【同定のカギ】海岸の砂地や火山地に生える小型の植物で、全体に毛があり、枯れた葉鞘に覆われる。有花茎は、高さ約5 cm、線形。葉は、線状、幅1−1.5 mm、有花茎より短い。花序は、1−5個の小穂を頭状につける。鱗片は、灰褐色、鋭頭、短い芒を持つことがある。痩果は、長さ1−1.2 mm、表面は隆起する楕円形の格子紋がある。花柱は、やや扁平、無毛。柱頭は2岐。
【ノート】
オホーツクテンツキは、北海道の火山地域の周辺で主に見られ小型である。

北海道大雪高原温泉 2008年8月3日


植物体が小型で、花序は1-5個の小穂をつける


小穂は、卵形                鱗片は、鋭頭で短い芒がある


痩果、表面に格子紋がある。柱頭は無毛。

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