ヤマイ
Fimbristylis subbispicata Nees et Meyen
【国内分布】北海道、本州、伊豆半島、四国、九州、琉球。【国外分布朝鮮南部、満州、台湾、中国、インドシナ、マレーシア。
【同定のカギ】山地や日当たりの良い湿地に普通に見られる多年草。有花茎は、直立して高さ10−60 cm。花序は、通常1個の小穂からなり、小穂の基部に苞葉が1枚ある。鱗片は、長さ4−6 mm、多数の細かい脈があり、黄白色、やや光沢があり無毛。痩果は、長さ1−1.2 mm、横断面はレンズ形、表面は平滑、濃褐色に熟し、基部に長い柄がある。花柱は、有毛で、長さ4−6 mm、極めて扁平。柱頭は、2岐。
【ノート】ヤマイは、小穂がただ1つ頂生することでハリイ属に似るが、小穂直下に葉状の苞葉が1枚あり、刺針状花被片はない。

広島県福山市 2003年9月23日


花序は、1個の頂生する小穂からなり、小穂の基部に苞葉が1枚ある。


鱗片は、やや光沢があり無毛。  痩果は平滑で、基部に柄がある。花柱は、扁平で有毛。

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