ヤリテンツキ
Fimbristylis ovata (Burm. f.) Kern
【国内分布】本州 (房総半島、三浦半島、和歌山県)、九州、琉球。【国外分布朝鮮南部、台湾、中国南部、インドシナ、インド、マレーシア、オーストラリア、ミクロネシア、アフリカ。新旧世界に広く分布。
【同定のカギ】海岸沿い、日当たりの良い草地に生える多年草。有花茎は、高さ15−40 cm。葉は、幅約1 mm、先端はややざらつく。花序は、1個(まれに2個)の小穂を頂生する。小穂は、長さ10−15 mm、やや扁平。鱗片は、2列生、長さ4−6 mm、短い芒を持つ。痩果は、長さ2.5−3 mm。花柱は、基部はややふくれ、縁に刺状の突起がある。柱頭は、3岐。
【ノート】ヤリテンツキより、小穂がやや多く、柄があるものをオノエテンツキ (F. fusca (Nees) C.B.Clarke) と呼ぶ。

小穂は1(まれに2)個頂生し、やや扁平で光沢がある。鱗片は左右に2列。 
                       神奈川県三浦市 2002年8月29日


鱗片は、竜骨があり、革質。    痩果は、長さ2.5-3mm。花柱は、基部がやや膨れる。

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