ウキヤガラ
Bolboschoenus fluviatilis (Torr.) Soj?k subsp. yagara (Ohwi) T.Koyama
【国内分布】北海道、本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮南部、台湾、満州、中国、ロシア極東部、シベリア、アジア中央部−ヨーロッパ中部。
【同定のカギ】池の砂地や湿地に生える多年草で、匍匐根茎は太く長い。有花茎は、高さ1−1.5m、横断面は3稜形、2−4節あり、基部が肥厚し球状となることがある。苞葉は、葉状、2−4枚、花序より長い。花序は、茎の頂部に1個、散房状。分花序は、花序枝は長さ7 cmに達し、先端に1−6個の小穂をつける。鱗片は、長さ6−7 mm、表面に短毛を密布し、先端は凹頭でその間から長い芒が出る。痩果は、長さ3 mm、横断面は3稜形、はじめ白色だが熟して黒褐色になり、光沢がある。刺針状花被片は、6本、痩果と同長か短く、下向きにざらつき、痩果が熟しても脱落しない。柱頭は、ほとんどが3岐。
【ノート】ウキヤガラは花序が散房状となり、痩果の横断面は3稜形、柱頭は3岐、果期に脱落しない。

静岡県浜松市   2004年6月14日


花序は散房状。分花序は先端に1-6個の小穂がある。

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